子どもから大人への成長の一つ、第二次性徴。特別支援学校に通う子どもも避けては通れません。子どもの成長が喜ばしい反面、急激な体や心の変化に子どもも保護者も不安でいっぱいなことでしょう。
私が担任をしていた時も、保護者からの不安の声をよく聞いていました。今回は、第二次性徴の中でも女の子の初潮(生理)について解説していこうと思います。
なぜ支援が必要なのか?
第二次性徴は定型発達の子どもでも、体の成長に戸惑うもの。「突然の変化」や「見えない手順」が苦手な特別支援学校に通う子どもだとなおのこと、その変化に戸惑いが大きくなります。
特に今回紹介する「生理」は血が出る・痛み・不快感・いつものルーティンとは異なる対応があり、不安やパニックにつながりやすいのです。

だからこそ、事前指導や視覚的支援などが必要なのです!
おすすめの支援グッズ
手順カード
ナプキンの使い方や生理中のトイレの使い方は言葉で伝えるより、視覚的に説明したほうが断然伝わりやすいです!
カードリングに通して束で置いておくもよし、手順の中で必要な要素のみカードを貼っておくのもおすすめです!
おりものシート
説明をした後には実際に練習をしてみましょう!ナプキンに似ていて、普段柄使用してもかぶれることの少ない「おりものシート」で練習するのがおすすめです。
紙おむつ
ナプキンを使い始めたはいいけど、上手く貼れなくてズレたり、横漏れしたり・・・
少しでも手間や周りを汚す心配を減らすために、生理中は布パンツではなく、紙おむつを使うのもありですね。
具体的な支援方法
生理が来たときの周りへの伝え方
「トイレに行ったとき、パンツが血で汚れてたらどうする?」
そんなシミュレーションを保健の授業で練習したこともありました。言葉で伝えたり、絵カードで伝えたり、伝え方は様々ですが、体調管理のためにも必ず担任に伝えるように指導していました。

周りの大人に小さな声で「生理がきました」と伝える練習をしたわ。

この報告はできたら素晴らしいけど、まずは生理中の自分の状態を受け入れたり、ナプキンなどの生理中の手順を自分でできることの方が重要なので、まずはそちらから練習していたよ。
ナプキンの使い方・管理
ナプキンの貼り方、交換するタイミング、トイレにもっていくナプキンセット(ポーチ)の用意など、実際に練習したり、家庭と連携して準備をしたりしてください。

ナプキンに血がついていると少量だとしても交換しないと落ち着かない子がいました。そういう子は家庭から多めにナプキンを用意してもらったよ。
生理周期、PMSの症状の把握、共有
生理周期やPMSの症状は子どもだけでは把握・管理が難しいことが多いです。家庭と連携し、生理になったときに慌てずに済むよう備えましょう。

生理前だとイライラする、いつもより食欲が増す、生理痛がひどいなどPMSの症状は様々。生理中の様子をよく観察して、傾向を把握できるようにしましょう。
面談でよく話していた支援のポイント

①血が出ることへの驚きを減らすために、自分(母親)が生理の時の様子を子どもに見せて予告するお母さんもいますよ。

②ナプキンの感触が嫌な子がいます。生理が始まる前からおりものシートを貼って感触に慣れたり、張り替えの練習をしたりするのは効果的です。

③おむつが外れていない子の場合でも、パンツ同様おむつにナプキンをあてたり、おむつパッドを使ったりしていました。
逆にパンツの子が、ナプキンがずれた時のために生理期間はおむつにすることもありました。(特に就寝時や行事の日など)
まとめ
女の子の親は避けては通れない「生理」。この記事で少しでも事前の準備や心構えをするお手伝いが出来たらうれしいです。

子どもが成長している証です。大変なことも増えますが、手順を可視化して一つずつ練習することをお勧めします!




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