手先が不器用な子の初めての筆記用具におすすめ|特別支援学校で使われる太軸シャープペンとは

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特別支援学校では、子どもたちの特性に合わせて「初めての筆記用具」を慎重に選びます。
私の勤務校で長く使っていたのが、ステッドラーの太軸シャープペン(1.3mm芯)です。

ステッドラーの太軸シャープペンとは?

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ステッドラーという製図用の文房具などを取り扱うドイツのメーカーから販売されているこのシャープペン。

シャープペンでは珍しい三角軸のグリップと軽い力で書きやすい1.3mmの芯が、手先の不器用な子どもでも使いやすく、私の勤務校では長年愛用していました。

ステッドラーのシャーペンがおすすめな理由

【太軸で三角形の軸が持ちやすい】

一般的な持ち方えんぴつにも三角軸のものがありますが、細めのものが多く、手先が不器用な子どもには安定しにくいことがあります。
その点、ステッドラーのシャープペンは軸が太く、三角形で手の中にしっかり収まるため、持ちやすさが段違いです。

手のひらで支えやすく、指先の分離運動が弱い子でも安定して持てるのが大きなメリットです。

しき
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三角軸なので、握り持ちから自然に三点持ちの持ち方に移行しやすいですよ。

【1.3mmの太芯で筆圧が弱い子でも書きやすい】

このシャープペンの芯は1.3mmと太めで、柔らかい書き心地です。
筆圧が弱い子でもしっかり線が出るため、「書けた!」という成功体験につながりやすいのが特徴です。

筆圧が弱い子には、
・手首が不安定
・指先の力が弱い
・姿勢保持が苦手
といった背景があることも多く、太芯はとても相性が良い筆記具です。

しき
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書字は保護者からの要望が高い学習です。子どもにとって無理のない道具で学習が進められるといいですね。

合わせて、体幹のトレーニングや手先の巧緻性トレーニングも行うことをお勧めします。

書字学習の進め方

【書字の学習は段階を踏むのが大切】
書字は、いきなり文字から始める必要はありません。
まずは次のようなステップを踏むことが大切です。

① 大きな紙にダイナミックに書く
② 直線・曲線の練習
③ 枠の中を塗りつぶす
④ 枠からはみ出さずになぞる
⑤ 文字の練習へ移行

この流れを踏むことで、書くための基礎力がしっかり育ちます。

子どもの成長のペースは本当に個人によって異なります。何歳までにここまでできていなければという決まりはありません。あせらずに見守ってあげてくださいね。

しき
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①の基礎練習では、とにかくたくさん腕を動かしてみてください。次第に体の使い方がわかり、手首を使って細かい曲線や直線が書けるようになったら、②の段階に移行しましょう。

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シャープペンのノックも指先の練習になる

シャープペンのノック動作は、指先の分離運動の良い練習になります。
子どもたちはよくカチカチと遊んでいましたが、実はこれも立派な指先トレーニング。
危険がなければ、ある程度は見守っていました。

また、シャープペンのお尻にある消しゴムは、繰り出し式です。こちらも回す動作が指先の良いトレーニングに。芯がなくなったら、替え芯の補充を一緒に行うのもいいですね。

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シャーペンを壊しても、芯や消しゴムを折っても、とにかく自分で指を使って動かしたという経験がいい練習に。(癖になってわざと壊すようだと困りますけどね)

鉛筆への移行のタイミング

筆圧が濃くなったり、手先が器用になってきたら、普通の鉛筆にも挑戦してみると良いでしょう。
手動の鉛筆削りは左右の違う動きを使うため、こちらも良い練習になります。

しき
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まだ鉛筆の細さでは安定しないようだったら、持ち方グリップをつけて多少軸を太くするといいですよ。

まとめ

・筆圧が弱い
・細い鉛筆が持ちにくい
・指先の操作が苦手
・書くことに苦手意識がある
・初めての筆記用具でつまずきやすい

こうした子どもに、太軸×太芯のシャープペンはとてもおすすめ。

初めての「書けた!」を支える筆記用具として、ぜひ取り入れてみてください!

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この記事を書いた人
大嶋 しき

幼稚園、小学校、特別支援学校の教員免許を持っており、特別支援学校の勤務経験があります。知的障害がある子どもを中心に、ダウン症、自閉スペクトラム症などさまざまな特性のある子に指導をしてきました。

近年需要が増えてきた特別支援教育。このサイトを通して、子どもとのかかわり方に悩んでいる方々を支えるお手伝いが出来たらうれしいです。

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