2013年にフリーゲームとして公開された探索型ホラーゲーム。
あまりの人気に翻訳版が各国に配信されたり、小説や漫画などのメディアミックス化までされた名作です。筆者ももちろんドハマりしたものです。
そして、2022年についにリメイク版がsteamにて発売。即買いしました。
どんなゲーム?
星屑KRNKRN(真田まこと)さんが作成したゲームです。

ゲーム制作は未経験だったんだって!すごいよね。
フリー版は「青鬼」や「魔女の家」といった有名ゲーム制作されている「RPGツクール」で制作されています。リメイク版が出たこともあり、残念ながらフリー版の公開は停止されています。
作者の星屑KRNKRN(真田まこと)の公式HPはこちら→真田まこと|公式サイト
リメイク版はPCゲームを販売するSteamから発売しています。日本語のほかに英語、中国語、韓国語にも対応しており、プレイした人からは「非常に好評」の評価を得ています。
Stesmの公式HPはこちら→Stesm:霧雨が降る森
あらすじは?
事故で両親を亡くし天涯孤独になってしまったシオリ。ある日、彼女は両親の部屋から『阿座河村』と書かれた一枚の写真を見つける。
真田まこと公式サイト-作品紹介
写真には父と母、幼いころの自分……そしてまったく覚えのない祖父が写っていた。
主人公は寂しさと期待を胸に、両親の面影を探すため『阿座河村』へと向う。だがそこは、主人公が決して行ってはいけない――“約束の場所”だった。
ふりーむ!というフリーゲームのダウンロードサイトでこの紹介文を読んだときに一目惚れしました。忘れていた過去に触れ、探っていくうちにわかる真実。そして、「阿座河村(あざかわむら)」という民俗的な風習が隠されていそうな雰囲気、筆者の大好物でした。
フリー版との違いは?魅力は?
美しいグラフィック!
フリー版との違いは・・・?グラフィック!!
まずは、グラフィックが大きくアップデート!昔のドット絵の味がある雰囲気も大好きでしたが、リメイク版は解像度が上がったかのように鮮やかに。基本プレイは見下ろし型の視点で変わらずですが、主人公がふっと視線を上げたときに広がる村の景色は、実際に自分も見ているかのような錯覚に。すごくきれいな夕日なのにどこか物悲しく、筆者は何となく「ひぐらしのなく頃に」を思い出してしまいました。
フリー版は屋敷の中が主な舞台だったのですが、リメイク版は村全体のマップが追加され、「ぼくのなつやすみ」のような、自分が村の中で歩き回っているかのようで村人との会話も楽しむことができました。魚釣りだってスタンプラリーだってできちゃいます!
深堀されたエピソード
フリー版では、それぞれのキャラクターの思いや村の伝承などを自分の想像力や考察力で補う必要があり、だからこそ印象深く楽しんだものですが、(自分では考察しきれず、後に出た小説や漫画で大いに補完しました)リメイク版ではエピソードが追加されました!!

小説版の霧雨が降る森、最高でした…!!
小説や漫画で補完されたエピソードはもちろん、エンディングもフリー版よりも増えており、まさに完全版の霧雨が降る森です!!
フリー版に比べてはるかにボリュームアップしたことはファンにとって喜ばしいことですが、全エンディングの回収にむけた周回プレイは骨が折れました・・・(セーブデータを上手に活用してください)また、言葉足らずだったからこその少し怪しげな雰囲気は薄れ、読み物としてのゲーム感が強くなってしまったことは少し残念ではありました。
とはいえ、キャラクターの魅力や明かされずにいた言い伝えを知ることができ、よりこの作品を知ることができたので、リメイク万歳です!!
まとめ!
いかがでしたか、「霧雨が降る森」の魅力は伝わったでしょうか。
まるで小説を読んでいるかのような重厚なストーリーを余すところなく楽しんでください!
コメント