ひらがなを覚えるのが苦手な子に、どうやって楽しく学んでもらうか。特別支援学校で働いていた頃、私自身もずっと悩んでいました。
そんな中で、子どもたちが一気に夢中になった教材があります。
それが 「あっちゃんあがつく たべものあいうえおカルタ」 です。
たべものかるた「あっちゃんあがつく」とは?
食べ物の絵が可愛くて、子どもが自然と引き込まれる
このカルタ、もともとは絵本が元になっています。
とにかく 食べ物の絵が可愛い。
そして 色合いが鮮やかで、見ているだけで楽しい雰囲気。
特別支援学校では、視覚的にわかりやすい教材はとても効果的です。
このカルタは、まさにその条件にぴったりでした。
子どもたちは「おいしそう」「これ知ってる!」と、自然とカードに手が伸びます。
興味があるものは、学習の入り口として最強です。
実際の授業での使い方(特別支援学校での実践)
①枚数を絞って机に並べる
いきなり全部を使うのではなく、
・「あ行」だけ
・子どもが知っている食べ物だけ
など、負担の少ない範囲から始めます。また、子どもの視野が狭い場合は、カード同士の間隔も狭めてコンパクトに並べます。

認知のレベルが近い子同士でグループを作ると、接戦で盛り上がったり、やる気が上がったりしますよ。
のんびりな子も取りこぼすことがないのでおすすめです。
②読み手は歌うように読む
読み札は、絵本の読み聞かせのようにリズムをつけて歌うように読みます。
リズムがあると、
・集中しやすい
・記憶に残りやすい
・楽しい雰囲気になる
というメリットがあります。
③文字が読めない子へのアレンジ
文字がまだ読めない子には、こんな工夫をしていました。
・机に1枚だけカードを置く
カードに手を伸ばす、カードをとって第三者に手渡す、カードを指さすなど、カードを通してコミュニケーションの学習になります。
・読まれたらそのカードを取る
選ぶためにはまず、正しく文字と音声を一致させて覚える必要があります。そのため、1枚のカードを机に置き、その文字を読み上げ、正解を選ぶという成功体験を積み重ねることが、文字学習への第一歩になります。
・食べ物のカードを並べて「選択学習」にする
文字に興味がなくても、食べ物に興味がある子どもは多いはず。「アイスクリームどっち?」のように食べ物の学習に使うのもおすすめです。
本人にあった難易度で取り組み、「できた!」が積み重なると、学習意欲がどんどん高まります。
④国語だけでなく算数にも応用できる
かるたは国語だけでの教材ではありません。
・取った枚数を数える
・誰が一番多く取ったか比べる
こうした算数の学習にもつなげられるので、集団学習にぴったりでした。
なぜ特別支援教育に向いているのか
・視覚的にわかりやすい
・興味を引く食べ物がモチーフ
・ルールがシンプル
・個別学習にも集団学習にも使える
・文字が読めない子にも活用できる
特別支援学校の子どもたちにとって、「楽しい」「わかりやすい」「成功しやすい」という3つが揃っている教材は本当に貴重です。
このカルタは、その条件をすべて満たしていました。
家庭でも使えるアレンジ
学校だけでなく、家庭でも取り入れやすい教材です。
・1日1枚だけ遊ぶ
・好きな食べ物のカードだけ使う
・絵本とセットで読む
・兄弟で競争する
「ひらがなを覚える」というより、“遊んでいたら自然と覚えていた”という感覚に近いです。
まとめ|ひらがな学習は“楽しい”が一番の近道
ひらがなに苦手意識がある子でも、興味のあるものを使うと学習がスムーズになります。
特別支援学校でも大人気だった「あっちゃんあがつくカルタ」 は、
ひらがな学習の入り口として本当におすすめです。




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